山口安次郎
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兄、伊太郎とともに西陣織の名匠。小学校卒業から家業についたが、昭和40年頃会社を長男にまかせ、長年の夢、「能装束の復元」を始める。 江戸時代の能装束に近いものを製作したいと、草木染めの研究をし、さらに現代の舞台の照明に合うよう色味を調節している。能楽流派の宗家から直々に頼まれたものもあるが、自らが興味ある能装束を次々と復元。昭和59年頃から、海外での展覧会が増え、その都度その土地の博物館に寄贈してきた。 安次郎は「西陣の織物は世界一で、能装束には西陣織の良さがすべて集約されている」という。豪華で華やかな「唐織」の能装束を織るには三ヶ月を要し、今までに織った能装束は約130領を超える。 平成22年2月この世を去るが、安次郎の丁寧な仕事は、西陣織の存在とともに、人々を魅了し続けるだろう。 |
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